日本山岳協会山岳共済会および山岳遭難・捜索保険の案内
<2011(平成23)年度>
(この案内は京都大学学士山岳会の会員が対象です)
AACK事務局
AACK会員の皆さまへ
日本山岳協会が実施する山岳遭難共済制度への2011年度の加入方法などの案内です。加入を希望される方は下記の要領で手続きを行ってください。
この山岳遭難・捜索保険は、「日本山岳協会山岳共済会」が契約者となる団体傷害保険です。したがって、この保険を申し込み、被保険者(補償の対象者)となるには、「日本山岳協会山岳共済会」の会員になる必要があります(保険加入と同時に申し込む)。
山岳共済の条件として加入者は山行前に所属山岳会(AACK)へ登山計画書を提出することが義務づけられていますのでご承知おきください。保険金請求時の手続きに必要となります。
日帰りハイキングなどの軽登山をされる方には、保険料の安い軽登山コースが用意されています。ハイキングといえども高齢の方にはどのような事故に遭遇するとも限りませんので、そのような方には万一に備えてこのコースがお薦めです。詳しくは後の説明をご覧下さい。
山岳共済会の海外保険の加入の有無に拘わらず、海外登山やトレッキングの場合も必ず山行計画書を提出して下さい。また,海外山岳コースの保険に加入すると海外登山での遭難捜索費用が支払われ、国内・海外両方に加入されていると、加入コースにより両方から保険金が支払われます(詳細は1(5)参照)。
2009年12月から、制度の運用に必要な業務は横山宏太郎様、高尾文雄様にご協力をいただいています。以前と担当者が交代していますので、連絡先などの変更にご注意ください。
なお、2011年度は保険料・保険金額に変更がありましたのでご注意ください。
1. 山岳遭難・捜索保険の種類
国内山行を対象に山岳登攀コースと軽登山コースの2つのコースが用意されています。山岳登攀コースには8種類、軽登山コースには2種類のタイプが用意されております。
その中からいずれか一つだけ、希望のコース・タイプを選んで加入します。表に示した、保険料+年会費の合計支払金額を払い込みます。
また、海外での登山やトレッキングを対象にする海外山岳コースは、(5)にあるとおり個別に見積もりをとり、加入します。
(1) 山岳登攀コースは次の8種類です。
|
級別A |
保険金額 |
|||
|
タイプ名 |
1S |
S |
1B |
B |
|
死亡・後遺障害 |
100万円 |
100万円 |
159万円 |
159万円 |
|
遭難捜索費用 |
100万円 |
100万円 |
150万円 |
150万円 |
|
入院(日額) |
1,000円 |
0 |
1,000円 |
0 |
| 手術保険金 |
注*1
|
----
|
注*1
|
----
|
|
通院(日額) |
600円 |
0 |
600円 |
0 |
|
賠償責任 |
1億円 |
1億円 |
1億円 |
1億円 |
|
保険料 |
6,450円 |
3,900円 |
8,260円 |
5,710円 |
|
共済会年会費 |
1,000円 |
1,000円 |
1,000円 |
1,000円 |
|
合計金額 |
7,450円 |
4,900円 |
9,260円 |
6,710円 |
|
|
保険金額 |
|||
|
タイプ名 |
1C |
C |
1E |
E |
|
死亡・後遺障害 |
235万円 |
235万円 |
500万円 |
500万円 |
|
遭難捜索費用 |
200万円 |
200万円 |
500万円 |
500万円 |
|
入院(日額) |
1,500円 |
0 |
2,500円 |
0 |
| 手術保険金 |
注*1
|
----
|
注*1
|
----
|
|
通院(日額) |
900円 |
0 |
1,500円 |
0 |
|
賠償責任 |
1億円 |
1億円 |
1億円 |
1億円 |
|
保険料 |
11,540円 |
7,720円 |
23,940円 |
17,570円 |
|
共済会年会費 |
1,000円 |
1,000円 |
1,000円 |
1,000円 |
|
合計支払金額 |
12,540円 |
8,720円 |
24,940円 |
18,570円 |
注*1:手術保険金は、入院保険のついた契約の場合(タイプ名の頭に「1」がついている)、手術の種類に応じ、入院保険金額の10倍、20倍、40倍の額をお支払いします。
(2)軽登山コースは次の2種類です。初心者でも可能な一般登山道での普通の登山 (夏山登山で雪渓を越えるために軽アイゼンを使用した場合も対応する)が対象です。軽登山コースの場合は、山岳登攀コースと異なり、疾病が原因となる捜索費用は補償の対象となりません。
|
級別A |
保険金額 |
|
|
タイプ名 |
I |
II |
|
死亡・後遺障害 |
150万円 |
250万円 |
|
救援者費用 |
300万円 |
300万円 |
|
入院(日額) |
2,000円 |
4,000円 |
| 手術保険金 |
注*1
|
注*1
|
|
通院(日額) |
0 |
1,500円 |
|
個人賠償責任 |
1億円 |
1億円 |
|
保険料 |
2,140円 |
5,470円 |
|
共済会年会費 |
1,000円 |
1,000円 |
|
合計支払金額 |
3,140円 |
6,470円 |
注*1:手術保険金は、手術の種類に応じ、入院保険金額の10倍、20倍、40倍の額をお支払いします。
(3)山岳登攀コース、軽登山コースのいずれのコースも山行中のみならず、日常生活でのケガも補償の対象になります。
(4) 通年の場合、期間は毎年4月1日午前0時から翌年4月1日午後4時までです。中途加入も受け付けられます。5日までに申し込むと当月15日午前0時から保険開始となり、20日までに申し込むと翌月1日午前0時から保険開始となります。保険料は開始月ごとに設定されています。
(5) 海外山岳コースは、基本契約タイプの1種類だけです。保険金額は次のとおりです。昨年と同様に、遭難捜索費用には緊急救助ヘリコプター費用も保証されることを確認しています。
死亡・後遺障害 100万円
救援者費用 500万円
個人賠償責任 1億円
保険料は、対象の山岳、日数により個別に見積もられることになっていますので、海外登山又はトレッキングに行かれる方は、事前に横山様を通じ山行計画を提出して、保険料の見積もりを取得して下さい。
国内と同様に、山岳共済会の会員であることが加入の条件になります。国内の山岳遭難・捜索保険に加入している場合は、下の表の通り、一部は海外でも保険対象となります。
海外の保険料は平成22年10月1日より値上がりしました。また、70歳未満と70歳以上とでは保険料が異なり、70歳以上の方は救援者費用保険料が高くなっています。

参考までに、過去の保険料の事例を示します。
(A) 2010年の阪本公一さんたちのザンスカール(インド・ヒマラヤ)遠征43日間のトレッキング:
一人あたり保険料 1,610円。
(B)2010年の谷口朗さんたちのアンナプルナ内院トレッキング、30日間:
一人あたり保険料 1,330円。
(C) 2009年の安仁屋政武さんたちのチュルーウエスト(ネパール・ヒマラヤ)登山期間31日:
一人あたり保険料 7,100円。
(D) 2008年の阪本公一さんたちのネパール・ヒマラヤ(ロールワリン)ラムドン・ピーク(5925m)登山(期間:40日間):
一人あたり保険料 9,070円。
2. 加入の手続き
加入を希望する方は、必要事項を明記した加入申込書を、AACKの指定する山岳共済担当者(横山宏太郎様)に提出し、指定の銀行口座に保険料+年会費を振り込んでください。
(1)加入申込書には次の9項目を記入してください(書式自由、メール本文に記入も可)。
1) 氏名(フリガナ)
2) 生年月日(例:昭和22年5月21日)、4月1日の満年齢
3) 郵便番号と住所(フリガナ)
4) 電話番号、FAX番号
5) 電子メールのアドレス(ある場合)
6) 職業名・職種名
7) 加入コース・タイプ、振り込み金額(保険料+年会費の合計額)
8) 同種の危険を補償するための他の保険契約があるか
ある場合は、被保険者氏名、保険種類、死亡・後遺障害保険金額、入院保険日額、通院保険日額を記載
9) 過去3ヶ年間に病気・ケガで保険金(5万円以上)を請求又は受領したことがあるか
ある場合は、被保険者氏名、保険会社、回数、合計金額を記載
担当者の連絡先は次の通りです。原則として電子メールでお送り下さい。
電子メール:peng-y@amy.hi-ho.ne.jp FAX:025-524-8216
郵便 :〒943-0832 上越市本町2−1−12−801 横山宏太郎
(2)保険料・会費の振込口座(申込みと同時に振り込んでください)
銀行 :第四銀行稲田支店(ダイシギンコウ イナダシテン)店番号514
口座番号:普通預金1241931
名義 :AACK山岳保険 横山宏太郎
(エーエーシーケーサンガクホケン ヨコヤマコウタロウ)
(3)年間を通じての保険加入の募集締め切りは3月20日(山岳共済事務センター着)です。従いまして、3月4日までに担当者(横山様)へ申し込みと会費振込みをしていただければ、4月1日午前0時から有効となるよう手続きをします。
途中加入も可能で(1(4)参照)、この場合保険料は加入月数に比例して減額されます。詳しくは担当者にお尋ね下さい。
なお、手続き完了の翌月に日本山岳協会から一般共済会員証が担当者に送付されてきますので、担当者から本人に転送します。会員証の有無は保険の効力には影響ありません。
3. 加入者の山行・登山計画書の提出
加入者は山行時に次のことを守って下さい。
(1)山岳共済の適用を受けるには、日帰りハイキング以外のすべての山行(沢歩き、岩登り、積雪期の登山、及びすべての泊まりがけの山行)で登山計画書を提出する義務があります。
(2)登山計画書には次の事項を記入して下さい。
登山目的、日程、ルート、メンバーの氏名・年齢・住所・電話番号、
留守本部、最終下山日、共同及び個人装備、食料(実働・予備日明記)
(3)登山計画書の提出先は高尾様です。できる限りワープロなどで作成したファイルを電子メールに添付してhutte.rv@topaz.ocn.ne.jpへお送り下さい。できない場合は、下記の自宅へ郵送して下さい。入山日の一週間前には提出し、変更があればその都度ご連絡ください。
〒156-0052 東京都世田谷区経堂5−17−15−104 高尾文雄宛(Tel/Fax : 03-3439-9262)
(4)下山後、高尾様へ速やかに電話やメールで下山報告をしてください。
(5)高尾様が担当するのは登山計画書のとりまとめで、留守本部ではありません。留守本部は必ず山行計画者が自己の責任で定めてください。万一の事故発生の時の捜索救援体制も、山行計画者が事前に検討しておくべきことであることをご承知ください。
(6)登山計画書を提出しない方は次年度の加入をお断りします。
(7)山岳共済に関する疑問点や、更に詳しい説明が必要な場合は、担当の横山様にお問い合わせください。原則として電子メールでお願いします。アドレスはpeng-y@amy.hi-ho.ne.jpです。
また、日本山岳協会のホームページにも説明があります。ただし、情報の年度にご注意ください。
山岳共済会 http://www.jma-sangaku.org/kyosai/profile/
保険について http://www.jma-sangaku.org/kyosai/insurance/
以上